遊星ロスのサテライト
サークル:Applice
ボーカル:田辺
アルバム:斥量零度点
原曲:トロヤ群の密林(鳥船遺跡)
歌詞
古ぼけた小さなコンパス
指し示す無重力空間
いま踏み出した足は力なく
コンパスと同じように錆びついていた
この足で今更 跡を追うのか
<カタチを>覚えてはいる
<気づけば>私はサテライト<囚われ>
此処に幾つもの星がある
すべて輝きを残して
もう届かない
近づけもしない煌き
其処は私の時の墓場
探すほど隠れて消える
溶けたパルプを固めても
物語は浮かばない
苔生した一冊の本が
描きだす感動のフィナーレへと
続くべきページを捲れず
<人知れず君が残してたトーチ>
左手が冷たくて悴んでいた痛み
<燃え盛る勇気 本を焚けずにいた>
繰り返す空 明日の天気予定は
いつも強い雨だと言うけど
憂鬱な顔 傘も差さずに
立ち尽くす君 雲の向こうを見る
<いつから引く手を止めただろう>
<私が見ていた毎日>
其処に幾つもの星がある
すべて輝きを残して
もう届かない
近づけもしない煌き
此処は私のための墓場
我が儘を尽くした始末
滲むインクをなぞっても
物語は戻らない 失くして終わり
<何度でも 繰り返す 毎日>
永遠は何処にもないと
分からないわけじゃないけど
崩したジグソーパズル
解いてる問 息をする
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