夢を見た　淡い夢を
目が覚めたらすぐ　忘れてしまう
君に似た　笑う君に
似た幻　手をすり抜けて落ちる

その先では　女神の顔をした
獅子の獣が居て　審判を迫る
心から望むもの
夢に見た笑う君に似た誰かか
見えない未来か

選んだ瞬間　消えるもうひとつの
存在したはずの世界は
それでも忘れたわけじゃない
振り返ればそこにある
＜心の真ん中に生きる＞

今もまた迷っている
争いは絶えず　言葉は絶えた
繰り返す同じ話
それでも少しは進んでいるはず

もうひとつの可能性に縋り
君を見ないままで
何が分かるだろう
まだ未練を残して
歩みをためらっているなら
構わず唇を奪う

選んだ瞬間　消えるもうひとつの
存在したはずの世界は
今でも忘れたわけじゃない
目を閉じるとここにある
＜今でもまだ思い出せる＞
＜ただ輝きは永遠に変わるから＞

気づいて本当の気持ちに
夢見るほどに望んでいる
囚われた想いの壁を壊して
＜あともう少しだけ　見たいの＞

その先では　女神の顔をした
獅子の獣が居て　審判を迫る
心から望むもの
夢に見た笑う君に似た誰かか
見えない未来か

選んだ瞬間　消えた私達の
存在したはずの世界は
今でも忘れたわけじゃない
振り返ればそこにある
目を閉じるとここにある
＜いつでも聞こえる＞