鮮やかな誘惑 甘く熟れてゆく果実
零れ落ちてゆく色彩は 僅かな夢映し出す
木漏れ日浴びて 散らかる光と影に
さりげなく揺れて夏草は 優しい詩紡ぎだす

まばたきを忘れて 夢にもたれ
微睡みの中にそっと ああ 揺蕩う願い
手を伸ばせば遠く 空を掴む
幸せな日々はきっと ああ 此処に在るのよ…
永遠に…

闇に降る憂鬱 ため息の理由を増やす
愁いを纏った雨上がり 恐い程に美しく
夜露に濡れて 散らかる月の光に
癒され輝く露草 優しい詩紡ぎだす

いつの日か枯れゆく 夢幻の花
このまま蕾の中で ああ 眠りたいの
手を伸ばせば遠く 空を掴む
幸せな日々はきっと ああ 此処に在るのよ…
永遠に…