今宵、月に叢雲がかかるを
庭で眺めて
アナタの記憶呼び覚ます

憧れだった花火や
満ち足りた無言の時間
愛ゆえのすれ違いと仲直りを

アナタがいない夜風は
寂しいだけみたい
悪ふざけしてみても
見せたい人は無く
隙間だらけの心を
他の誰かで埋める？
心が許しはしない
引きずるとかじゃない

今宵、月に照らされた花を
無心で見つめ
感受性の弱まりを知る

心が貧しいとは
損をする自覚も無く
視野の狭まりに
酔いしれることだな…

アナタがいない夜風は
少し冷静になる
そうか、こんな私じゃ
見限られるワケだ
何も求められぬ日々
待つことが美徳と
つまらぬ過去を知って
十六夜を見上げた

寂しさを埋めるのではなく
見つけよう
夜風に耳を澄まし
思うがままに

アナタがいない夜風は
少し冷静になる
そうか、こんな私じゃ
見限られるわけだ
何も求められぬ日々
待つことが美徳と
つまらぬ過去を知って
十六夜を見上げた

夜明けも待たず
闇夜を思うがままに
夜風に習おう 静かにどこまでも
海を 空を 越えて