童祭 ~ Innocent Treasures
夢違科学世紀 ~ Changeability of Strange Dream. より
夢違え、幻の朝靄の世界の記憶を
現し世は、崩れゆく砂の上に
空夢の、古の幽玄の世界の歴史を
白日は、沈みゆく街に
(夜が明ける。幻の朝靄の中で夜が明ける。
君は幻想の世界で子供達と一緒に遊んでいたわ。
子供達はみんな楽しそうだった。 みんな笑っていた)
幻か、砂上の楼閣なのか
夜明け迄、この夢、胡蝶の夢
(……こんなに笑っている子供を最後に見たのは一体いつだろう。
聴いた事もない不思議な唄、不思議な踊り。どうやら今日は祭らしい。
私も、いつかはこんな子供達の笑顔がある国に住みたいと思ったわ)
夢違え、幻の紅の屋敷の異彩を
現し世は、血の気の無い石の上に
空夢の、古の美しき都のお伽を
白日は、穢れゆく街に